要件定義入門講座#01 要件定義の全体像・要件定義が難しい理由【システム開発】

要件定義の概要とシステム開発の流れについて説明があり、要件定義とはシステム化の範囲や要件を決定するフェーズであると説明されます。具体的には、要件をもとにシステムのレイアウトや機能を設計し、それに基づいてプログラムを開発、テストし、最終的に本番環境へ移行する流れです。このプロセスの中で最も重要な部分である要件定義について、さらに詳しく解説することがこの講座の目的です。

要件定義が難しい理由として、顧客の潜在的な要求を引き出す必要があること、そして顧客自身が要件を詳細に把握していないことが挙げられます。また、プロジェクトが長期間に及ぶため、途中で顧客の要望が変わることもあります。さらに、違う立場の関係者間で目的意識が異なることが要件定義を複雑にし、システム要件が明確に伝わらず、結果として使いづらいシステムが出来上がることがあります。これを防ぐためには、要件定義のフェーズでしっかりとコミュニケーションを図り、一致する見解を得ることが求められます。