“奇跡の干潟”にマイクロプラスチック汚染が迫る!名古屋港に残された野鳥の楽園、藤前干潟が発する警告とは?【テレメンタリー】#干潟のシグナル

00:24:45
https://www.youtube.com/watch?v=3dhjssByByE

Resumen

TLDR名古屋の藤前干潟は、渡り鳥の楽園であり、30年前には埋め立ての危機にあったが、人々の努力で保護された。干潟は生態系の重要な一部であり、様々な生物が生息している。しかし、現在は新たなゴミ問題、特にマイクロプラスチックの汚染が深刻化している。市民の協力によりゴミの分別が進み、環境意識が高まったが、依然として課題は残っている。

Para llevar

  • 🌍 藤前干潟は名古屋の貿易港近くに位置する。
  • 🦅 渡り鳥の楽園で、年間100種類以上の鳥が飛来する。
  • 💧 干潟は生態系の重要な一部で、多様な生物が生息している。
  • 🗑️ 30年前には埋め立ての危機があったが、保護活動により守られた。
  • ♻️ ゴミの分別が進み、環境意識が高まった。
  • 🚮 現在はマイクロプラスチックの汚染が新たな課題となっている。
  • 👦 子どもたちにとって貴重な学びの場である。
  • 🤝 市民と行政が協力して保全活動を行っている。
  • 🌱 藤前干潟の保全は循環型社会への移行のきっかけとなった。
  • 🌊 環境問題への意識を高める重要な場所である。

Cronología

  • 00:00:00 - 00:05:00

    名古屋港近くの藤前干潟は、渡り鳥の楽園であり、30年前にはゴミで埋め立てられそうになったが、人々の努力で守られた。新たなゴミ問題が迫っているが、干潟は都会の生活様式を見直すきっかけとなった。

  • 00:05:00 - 00:10:00

    藤前干潟には年間100種類以上の鳥が飛来し、特に絶滅危惧種のミサゴや大きな市議が確認されている。干潟は渡り鳥にとって重要な休息地であり、2002年にはラムサール条約に登録された。

  • 00:10:00 - 00:15:00

    1993年に名古屋市が藤前干潟の埋め立てを決定したが、辻篤夫さんらの保全活動により計画は中止された。市民のゴミ分別意識が高まり、循環型社会への移行が進んだが、新たなゴミ問題が発生している。

  • 00:15:00 - 00:24:45

    藤前干潟ではマイクロプラスチックの調査が行われ、環境ホルモンの影響が懸念されている。辻篤夫さんは干潟の保全の重要性を訴え続け、環境を守るための市民と行政の協力の重要性を強調している。

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Vídeo de preguntas y respuestas

  • 藤前干潟はどこにありますか?

    名古屋市内の貿易港近くに位置しています。

  • 藤前干潟の面積はどのくらいですか?

    最大200ヘクタール、サッカーコート280個分です。

  • 藤前干潟にはどのような生物がいますか?

    カニや様々な渡り鳥が生息しています。

  • 藤前干潟はいつラムサール条約に登録されましたか?

    2002年に登録されました。

  • 藤前干潟のゴミ問題はどのようなものですか?

    特にマイクロプラスチックの汚染が深刻です。

  • 藤前干潟の保全活動はどのように行われていますか?

    市民や環境保護団体が協力して調査や清掃活動を行っています。

  • 藤前干潟の保全がもたらした影響は何ですか?

    生態系の保護だけでなく、循環型社会への移行のきっかけとなりました。

  • 藤前干潟の魅力は何ですか?

    自然に触れられる貴重な場所であり、子どもたちの学びの場でもあります。

  • 藤前干潟の保全活動に関わった人物は誰ですか?

    辻篤夫さんが重要な役割を果たしました。

  • 藤前干潟の新たな課題は何ですか?

    マイクロプラスチックによる環境汚染です。

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    屈指の貿易港
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    名古屋港
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    その一角に現れる
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    干潟があります
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    藤前干潟
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    ここは
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    渡り鳥の楽園です
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    言葉では表現できないですよね
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    とにかくやっぱり
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    楽しいんですよここ
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    およそ30年前ゴミで
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    埋め立てられようとしていました
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    [音楽]
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    人々の努力で守られた干潟は
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    都会の生活様式を見直すきっかけとなり
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    ました
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    しかし新たなゴミ問題が
  • 00:01:23
    迫っています
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    貴重な干潟がお湯を
  • 00:01:28
    汚染されてるって事はまず間違いない
  • 00:01:33
    干潟が再び
  • 00:01:35
    シグナルを送っています
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    [音楽]
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    人口およそ232万人の都市名古屋
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    富士前ひがたは市内を流れる川の加工部に
  • 00:02:03
    あります
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    潮が大きくひく日のわずか数時間だけ
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    その姿が現れます
  • 00:02:16
    [音楽]
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    川から流れてきた
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    砂や泥でできていて
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    面積は最大200ヘクタール
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    サッカーコート280個分
  • 00:02:34
    [音楽]
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    塩が引くと生き物たちが動き出します
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    [音楽]
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    [音楽]
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    都会のすぐそばで自然に触れることが
  • 00:03:00
    できる
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    富士枚干潟は
  • 00:03:03
    子どもたちにとって
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    貴重な学びの場です
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    [音楽]
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    何だろう
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    梅村幸利さん
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    藤前干潟の魅力を伝える活動を行ってい
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    ます
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    霜降り島ハゼっていうはずですね体の
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    ところに島が入ってるんですねこの横線が
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    ビューっていうこれがシマハゼの名前の
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    由来でこれが高野豆腐っていう感じ
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    ハサミのところですねこれが
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    毛が生えてるんですけどこれがの特徴です
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    これは
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    岩があるところの生き物がこういう風に
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    言ってまた
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    泥の方に行くと泥の中の生き物がいたり
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    するので
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    地域の環境ですねこの干潟の中の
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    泥だったりとかそういう場所の環境によっ
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    ていろんな生き物が住み分けをしてい
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    るっていう
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    感じですね
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    干潟にはカニなどの定性生物が多く暮らし
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    ています
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    [音楽]
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    [拍手]
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    何をとってもやっぱり
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    飽きない
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    言葉では表現できないですよね
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    とにかくやっぱり
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    楽しいんですよここ
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    [音楽]
  • 00:04:57
    干潟がその姿を現し始める頃
  • 00:05:00
    たくさんの鳥がやってきます
  • 00:05:10
    訂正生物が豊富な干潟は
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    鳥たちにとって
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    絶好の食事の場
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    藤前干潟には年間を通じて100種類以上
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    の鳥が飛来します
  • 00:05:27
    [音楽]
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    鷹の一種ミサゴ
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    [音楽]
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    環境省のレッドリストでは
  • 00:05:41
    順絶滅危惧種に分類されていて
  • 00:05:44
    富士枚干潟では最大30%近く確認されて
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    います
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    [音楽]
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    長いくちばしが特徴の代借主義
  • 00:05:58
    日本に飛来する中で最も大きい市議の一種
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    です
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    年間2万倍以上が飛来する藤前干潟で確認
  • 00:06:09
    されるのは通話の
  • 00:06:10
    [音楽]
  • 00:06:17
    富士前干潟の代表格が
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    城です白い花と茶色い線を交互に見せて
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    飛ぶ姿は
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    干潟の宝石と呼ばれています
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    [音楽]
  • 00:06:49
    [音楽]
  • 00:06:53
    都会の目の前にこの景色が広がっているの
  • 00:06:56
    です
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    飛来する鳥の多くは渡り
  • 00:07:07
    なぜ藤前干潟にやってくるのでしょうか
  • 00:07:10
    [音楽]
  • 00:07:13
    市議や千鳥は北半球の繁殖地から
  • 00:07:18
    越冬地のある南半球まで1万キロ以上を旅
  • 00:07:21
    します
  • 00:07:28
    2002年
  • 00:07:30
    藤前干潟は国際的に重要な湿地に関する
  • 00:07:34
    条約
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    ラムサール条約に登録されました
  • 00:07:39
    [音楽]
  • 00:07:42
    長い長い旅をする
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    鳥たちにとって間にある藤前干潟っていう
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    のは
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    欠かすことができない場所で
  • 00:07:50
    エネルギーを補給したり
  • 00:07:53
    休んだりということで非常に重要な場所に
  • 00:07:56
    なっていますそういう場所がないと途中で
  • 00:07:58
    力尽きて
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    旅を続けられないということになりますの
  • 00:08:02
  • 00:08:03
    藤島干潟があることによってあの鳥を渡る
  • 00:08:06
    ことができる
  • 00:08:10
    都会の海に残る楽園
  • 00:08:12
    [音楽]
  • 00:08:17
    かつてゴミで埋め立てられようとしてい
  • 00:08:20
    ました
  • 00:08:21
    [音楽]
  • 00:08:27
    1990年代の名古屋
  • 00:08:32
    ゴミの分別への意識が
  • 00:08:34
    低かった時代でし
  • 00:08:47
    名古屋市のゴミは愛知県の隣
  • 00:08:51
    岐阜県の処分場に持ち込まれ
  • 00:08:53
    2000年頃には限界を迎えるとされてい
  • 00:08:56
    ました
  • 00:09:05
    市が新たな処分場の候補地としたのが
  • 00:09:09
    富士前干潟でし
  • 00:09:13
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    干潟を守ろう
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    声を上げた人がいます
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  • 00:09:22
    篤夫さん
  • 00:09:25
    藤前干潟の渡り鳥に魅了され保全
  • 00:09:28
    活動を始めまし
  • 00:09:32
    たホテルの最後の虎一ですし日本で今一番
  • 00:09:36
    たくさん鳥が来てるところでそれはなぜ来
  • 00:09:39
    てるかといえば
  • 00:09:40
    埋め立て地がどんどんこの周りが進んで
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    しまってここしか残っていないという状況
  • 00:09:44
    なんですね
  • 00:09:47
    ユニークで
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    楽しい活動を行いました
  • 00:09:52
    [音楽]
  • 00:09:58
    ぜひ残してくださいと
  • 00:10:04
    前日旗
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    高校生になった頃から
  • 00:10:11
    梅村さんも保全活動に参加するようになり
  • 00:10:13
    ました
  • 00:10:16
    辻さんがやっぱりすごく気にしてたのは
  • 00:10:19
    鳥が来て
  • 00:10:21
    ただいるだけじゃないんだよっていう話を
  • 00:10:23
    してで
  • 00:10:25
    渡っていくその渡りの経路もあるしここに
  • 00:10:28
    いるって事はここで何かをしてるわけだ
  • 00:10:30
    からその何をしてるかはやっぱり見るのが
  • 00:10:32
    大事だよねって話で
  • 00:10:37
    1993年
  • 00:10:39
    名古屋市は事業を決定
  • 00:10:43
    藤前干潟の埋め立てが決まりました
  • 00:10:46
    [音楽]
  • 00:10:50
    環境への影響が論争になった公共事業が
  • 00:10:53
    次々と進められていました
  • 00:11:00
    辻さんたちは
  • 00:11:01
    鳥の飛来数や行動を
  • 00:11:03
    独自に調査
  • 00:11:08
    十分心理をしていただける
  • 00:11:10
    藤前干潟の重要性を名古屋市に訴えました
  • 00:11:14
    [音楽]
  • 00:11:19
    一方名古屋市は人口干潟などを作ることで
  • 00:11:24
    生態系が守られると主張
  • 00:11:28
    議論は平行線をたどりました
  • 00:11:37
    市の計画を揺るがした生き物がいます
  • 00:11:41
    [音楽]
  • 00:11:42
    穴じゃこ
  • 00:11:42
    [音楽]
  • 00:11:46
    干潟の中で暮らす
  • 00:11:47
    訂正生物です
  • 00:11:48
    [音楽]
  • 00:11:55
    泥の中に深い穴を掘ることで水の流れを
  • 00:11:58
    作るなどして
  • 00:12:00
    干潟の浄化を支える
  • 00:12:02
    縁の下の力持ち
  • 00:12:03
    [音楽]
  • 00:12:10
    掘った巣穴は3mを超えることもあります
  • 00:12:14
    [音楽]
  • 00:12:24
    当時の名古屋市長が
  • 00:12:26
    初めて視察に訪れた時のこと
  • 00:12:35
    あの模型を見せられたんですよこれで非常
  • 00:12:40
    にびっくりしましてね私はこんなに大きい
  • 00:12:44
    みたいなやつがね地下にいてねこんな
  • 00:12:48
    大きな嘘をつくって住んどるのかという風
  • 00:12:49
    に思ってねで訂正生物の働きというものに
  • 00:12:53
    ついてあの
  • 00:12:57
    如実に見せてくれましたね
  • 00:13:01
    当初市の環境評価は
  • 00:13:05
    干潟の深い場所にいる訂正生物を
  • 00:13:07
    考慮していませんでした
  • 00:13:11
    しかし当時の環境庁は市の計画が生態系に
  • 00:13:17
    影響を与えると断定
  • 00:13:20
    国も
  • 00:13:21
    否定的な見解を示しました
  • 00:13:26
    1999年1月名古屋市は
  • 00:13:30
    藤前干潟の埋め立て計画を中止
  • 00:13:35
    決定していた大型の公共事業が止まると
  • 00:13:39
    いう
  • 00:13:40
    奇跡が起きたのです
  • 00:13:42
    [音楽]
  • 00:13:44
    これからの社会に向かって新しい転機に
  • 00:13:47
    なるようなとても良い結果でこれは藤前
  • 00:13:50
    だけのことじゃなくてね本当に
  • 00:13:52
    日本中あるいは世界の方々も含めてですね
  • 00:13:57
    喜んでいただける結果だと思ってます
  • 00:13:59
    [音楽]
  • 00:14:01
    残されたゴミの問題
  • 00:14:04
    [音楽]
  • 00:14:10
    名古屋市は大胆な計画を打ち出しました
  • 00:14:15
    20万トンのゴミ減量を実現しバブル
  • 00:14:19
    期以前のゴミ漁に減らしたいのです
  • 00:14:23
    2年後までに1年間に出るゴミのおよそ2
  • 00:14:26
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    20万トンの原料を市民に呼びかけました
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    中身がわかるゴミ袋を導入
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    [音楽]
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    ゴミを細かく分別し
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    リサイクルするものを増やしました
  • 00:14:44
    [音楽]
  • 00:14:48
    当初は混乱した名古屋市民
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    これ資源だから
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    別に分けてね
  • 00:15:01
    [音楽]
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    地域ごとに勉強会などが開かれ分別は徐々
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    に浸透
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    目標は
  • 00:15:14
    達成されたのです
  • 00:15:19
    私たちのその大量生産大量消費の使い捨て
  • 00:15:23
    の社会をですねもうそんなことしてたら
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    環境はどこもないんだよってことを
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    藤前恵を教えてくれたっていう風に思って
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    ますので
  • 00:15:32
    [音楽]
  • 00:15:34
    無事前干潟の保全は
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    生態系を守っただけではなく
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    循環型の社会に近づくきっかけにもなり
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    ました
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    しかし
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    藤前干潟に今新たなゴミの問題が
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    迫っています
  • 00:15:54
    [音楽]
  • 00:15:59
    藤前干潟で年に2回行われる大規模な清掃
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    活動
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    魚さんが間違えて食べちゃうと
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    2000袋以上のゴミが集められました
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    その多くは
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    プラスチックです
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    海岸をよく見てみると
  • 00:16:35
    大量のプラスチックの欠片いわゆる
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    マイクロプラスチックが落ちていました
  • 00:16:46
    一昨年名古屋市が藤前干潟の海岸で行った
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    調査では
  • 00:16:53
    15cm四方の中から
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    およそ1600個のマイクロプラスチック
  • 00:16:59
    が見つかりました
  • 00:17:01
    [音楽]
  • 00:17:13
    藤前干潟の泥の中にもマイクロ
  • 00:17:16
    プラスチックが広がっているのではないか
  • 00:17:19
    取材班は
  • 00:17:21
    四日市大学の千葉聡教授と共同で調査を
  • 00:17:25
    行いました
  • 00:17:36
    千葉教授は
  • 00:17:37
    伊勢湾でマイクロプラスチックの調査を
  • 00:17:39
    行っていますが
  • 00:17:42
    藤前干潟で
  • 00:17:43
    泥の調査をするのは初めてです
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    ねかなり
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    例文がそういう道路です
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    採取した泥から
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    砂などを取り除き
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    0.3mmの網でふるいにかけます
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    残ったものから有機物を取り除き
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    顕微鏡で見てみると
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    例えば
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    ですよね
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    だからこの緑とか青とかこれにもちょっと
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    プラスチックと見られるものが予想以上に
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    含まれていました
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    量的に言うとすごい
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    量が見つかる僕ら正直言って藤間でこんな
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    に見つかると思ってなかったものすごい色
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    が見つかった
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    伊勢湾の日じゃないです
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    後日出た分析結果です
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    [音楽]
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    乾かした泥1kgあたりのマイクロ
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    プラスチックの数は多いところで800
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    以上
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    [音楽]
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    ヨーロッパの工業高校に並ぶ多さで中国の
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    長江の加工や
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    香港を上回っていました
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    多かったのはレジ袋などに使われる
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    ポリエチレンや
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    食品トレーなどに使われるポリプロピレン
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    でし
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    [音楽]
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    たマイクロプラスチックが生き物に与える
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    影響について世界中で研究が進められてい
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    ます
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    東京
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    農工大学の高田秀重教授もその一人
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    540個
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    1kgあたりですね乾燥重量あたりで
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    超えるとあの生物への影響が出るという風
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    に考えられてい
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    割と高い方かな世界的に見ても高い方かな
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    と思います
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    高田教授が懸念するのは
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    プラスチックに含まれる
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    添加剤の影響です
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    [音楽]
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    添加剤の一つ
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    臭素系の難燃剤を調べたところ
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    富士前干潟で採取したプラスチックには
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    1gあたり17から1467gが含まれて
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    いました
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    [音楽]
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    他の地域に比べるとだいたい1桁ぐらい
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    高いので出てくるということが観測され
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    ました
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    添加剤の多くが人の生殖に影響を与える
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    ような物質いわゆる環境ホルモン
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    含まれていますので
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    キュート系の難燃剤は
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    1990年頃をピークに電化製品や自動車
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    部品などに使用されていましたが2000
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    年代になって使用が禁止されました
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    しかし製品を回収する義務はないため今
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    使われているものや
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    廃棄されたものに含まれている可能性が
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    あります
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    藤前干潟で多いわけは明らかになってい
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    ません
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    [音楽]
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    渡り鳥の中にはこのプラスチックを直接
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    食べてしまう取り込んでしまう
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    渡り鳥もいましてでプラスティックをそう
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    いう渡り鳥が取り組むと
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    鳥の消化管の中で
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    添加剤が溶け出してそれが
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    鳥の死亡とか肝臓に溜まるということも
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    明らかにしています
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    最終的に生物に
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    蓄積して人に
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    暴露される場合もある人への暴露は使った
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    時に使ってる最中に直接
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    暴露されるものもあればそれが
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    魚介類に取り込まれてそれから暴露される
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    ものもあればこれまで
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    想定していた以上に
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    添加剤に
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    我々暴露されてる可能性ってのがあります
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    ので私はかなり現状は危機的な状態だと
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    いう風に考えてい
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    かつて
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    埋め立ての危機にさらされたとき
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    ゴミを減らすきっかけを与えてくれた
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    藤前干潟
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    20年余りが過ぎた今新たにマイクロ
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    プラスチックという課題を
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    投げかけています
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    [音楽]
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    藤前干潟の保全に関わる人たちは
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    生態系のわずかな変化も見逃すまいと日々
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    調査を続けています
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    [音楽]
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    小さい着物に触れてもらうと実際はすごい
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    広い世界が見えるきっかけになるんじゃ
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    ないかなっていうの
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    は僕はそれがあってやっぱり今最近はもう
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    小さい着物ばっかり見てます
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    [音楽]
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    藤前干潟を守るために力を尽くした
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    辻篤夫さん
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    2010年に脳梗塞で倒れ言葉を発する
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    ことができなくなりました
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    [音楽]
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    辻さんは
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    倒れる直前に
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    藤前干潟を守ることの意味をこう話してい
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    ました
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    海からのいろんな命を私たちも食べてる
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    わけですからそういう場所をねどう考える
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    かっていうところで
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    [音楽]
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    結局
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    鳥もひともと取り返しとかと言われてた
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    けども実は
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    鳥も人も助かる道を選ぶか
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    鳥も人もダメになる道を選ぶかの選択だっ
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    たんだ当然の道自分たちにも助かる道を
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    選んだんですね9時前はある意味で
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    守って
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    干潟を環境を守ってそのために対策として
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    自分たちもゴミを減らしそれ市民と行政が
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    協働して力を合わせてやれたとそういう
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    意味ではとてもあの良い
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    活動をし続けてきていると思うのでこれ
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    からもいろんな意味でね一緒に力を
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    合わせることの
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    素晴らしさというのはですねぜひ実現して
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    いきたいと思っています
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