【大学生のためのデリバティブ】Part1「先物取引」

00:24:36
https://www.youtube.com/watch?v=VahEqA9LKXA

Résumé

TLDRこの動画では、大学生のためのデリバティブの基礎知識を4回に分けて解説します。パート1では、特に先物取引に焦点を当て、資産形成とリスク管理の重要性、分散投資の概念、そしてデリバティブの役割を説明。後半では、先物取引の仕組みとその具体例を紹介し、どのようにリスクを軽減し、投資を行うかを解説しています。

A retenir

  • 💡 資産形成には分散投資がカギです。
  • 📊 リスク管理を学ぶことが重要です。
  • 📉 市場リスクにはデリバティブが有効です。
  • 🔑 先物取引は価格を固定する手法です。
  • 📅 証拠金制度が取引を支えています。
  • 🌍 過去の歴史から学びましょう。
  • 🛡️ リスクを軽減するための戦略が必要です。
  • 📈 先物市場はプロが多く取引しています。
  • 📉 予測外の価格変動に備える方法があります。
  • 📚 学生も早いうちからリスク管理を学んでおくべきです。

Chronologie

  • 00:00:00 - 00:05:00

    大学生向けのデリバティブの基礎知識を4回に分けて説明する動画で、第一回は先物取引について集中して解説。資産形成とリスク管理の重要性を前提に、分散投資の概念を紹介し、具体的な例を通じてリスクを減らす方法について学習する。

  • 00:05:00 - 00:10:00

    分散投資の具体例として、特定の企業の株のみでなく、異なる企業や分野に投資することでリスクを軽減できることを強調。また、現代ポートフォリオ理論を紹介し、全ての金融商品を持つことは難しいため、トピックス連動型投資信託の話も挟む。

  • 00:10:00 - 00:15:00

    リスクには個別リスクと市場リスクがあり、個別リスクには分散投資が有効であるが、市場全体の下落などには対応できないことを説明。このような市場リスクに対処するためにデリバティブがどのように役立つかについて触れる。

  • 00:15:00 - 00:24:36

    デリバティブの基本的な概念を説明し、先物取引の詳細を具体的なビジネスケースに基づいて解説。オレンジジュースの例を使い、値動きに対しての確保段階やリスク管理の重要性を理解し、証拠金制度や先決済の仕組みについても述べる。

Afficher plus

Carte mentale

Vidéo Q&R

  • 先物取引とは何ですか?

    特定の商品をあらかじめ定められた価格で売買する契約のことです。

  • なぜ分散投資が重要なのですか?

    分散投資により、損失を最小限に抑え、収益を安定化させることができます。

  • デリバティブとは何ですか?

    株式や債権などの金融商品のリスクを低下させ、高い収益性を追求する手法です。

  • マーケットリスクとは何ですか?

    市場全体が低下することによるリスクのことです。

  • 先物取引の証拠金制度とは何ですか?

    最初に担保を預けることで、約束を履行する能力を示す制度です。

  • 先物取引での利益はどのように得られますか?

    契約した価格と市場価格の差額が利益になります。

  • リスク管理にはどのようにデリバティブを活用できますか?

    価格変動に対するリスクをヘッジするために、先物取引が利用されます。

  • 分散投資にはどのような方法がありますか?

    さまざまな金融商品や通貨に分散して投資する方法があります。

  • 現代ポートフォリオ理論とは何ですか?

    リスクを抑えながらリターンを最大化するための資産配分の考え方です。

  • 先物取引の歴史はありますか?

    先物取引の起源は江戸時代の日本に遡ります。

Voir plus de résumés vidéo

Accédez instantanément à des résumés vidéo gratuits sur YouTube grâce à l'IA !
Sous-titres
ja
Défilement automatique:
  • 00:00:00
    [音楽]
  • 00:00:04
    こんにちはシンプレクス
  • 00:00:06
    インスティチュートの安藤ですよろしくお
  • 00:00:08
    願いいたし
  • 00:00:10
    ますこの動画では大学生のための
  • 00:00:13
    デリバティブということで4回に分けて
  • 00:00:16
    大学生の皆さんが若いうちに学んでおいた
  • 00:00:19
    方が良いデリバティブの基礎知識について
  • 00:00:22
    お話ししてまいり
  • 00:00:24
    ますパート1では特に先物取引について
  • 00:00:28
    学んでいきましょう
  • 00:00:30
    先物取引について学ぶ前にまず最初に資産
  • 00:00:34
    形成とリスク管理の大切さについてその上
  • 00:00:37
    でデリバティブとは何なのかということを
  • 00:00:39
    お話しした上で先物取引の説明に入って
  • 00:00:43
    いきたいと思い
  • 00:00:44
    ますではまず資産形成とリスク管理につい
  • 00:00:48
  • 00:00:49
    です大学生や若い皆さんもこれから将来の
  • 00:00:53
    ことを考えて資産形成をしていきたいなと
  • 00:00:55
    いう風に考えている方も多いことと思い
  • 00:00:58
    ます最近では新しいNISA制度が始まっ
  • 00:01:01
    たり株式投資にも興味があるという方も
  • 00:01:04
    多いのではないでしょう
  • 00:01:05
    かそのような資産形成をしていく上で大切
  • 00:01:09
    だと言われていることがありますそのうち
  • 00:01:12
    の1つが分散投資という考え方ですこれは
  • 00:01:17
    よく卵を1つの加護に入れてはいけないと
  • 00:01:20
    いうように表現されますが金融商品や通貨
  • 00:01:24
    投資機関などを1つに絞るのではなく様々
  • 00:01:28
    な金融商品に投資をしたたりあるいは複数
  • 00:01:31
    の通貨に別々のタイミングで投資すること
  • 00:01:34
    によって投資していく中で損失を最小限に
  • 00:01:37
    しながらえ収益を安定化させていこうと
  • 00:01:40
    いうそういった考え方のことを言います
  • 00:01:43
    このスライドでは左側の女の子がえ卵を1
  • 00:01:46
    つのかにたくさん入れてしまいましたその
  • 00:01:49
    かをこぼしてしまうとなんと持っていた卵
  • 00:01:52
    が全部割れてしまってとても悲しい状況に
  • 00:01:54
    なっていますですが卵を1つのかごでは
  • 00:01:58
    なく少しずつ複数のかに入れて分けておけ
  • 00:02:01
    ば例え1つのかがこぼれて卵が割れて
  • 00:02:05
    しまっても残りの卵は大丈夫このように
  • 00:02:08
    分散をしておくことが大切だということ
  • 00:02:11
    ですもう少し具体的な例で考えてみ
  • 00:02:14
    ましょう例えば皆さんがえあるテーマ
  • 00:02:17
    パークが好きだとしましょうそこでその
  • 00:02:20
    テーマパークを運営している会社の株を
  • 00:02:22
    買ったとしますその会社を応援したいと
  • 00:02:24
    いう気持ちで持っているえ資金のたくさん
  • 00:02:27
    の部分をその株にしましたまそのことじは
  • 00:02:30
    いいことかもしれませんところが最近の
  • 00:02:33
    コロナのような感染症が急に流行ったら
  • 00:02:35
    どうなるでしょうかテーマパークのお客
  • 00:02:38
    さんは一気に減ってしまいますそうなると
  • 00:02:40
    せっかく買っていたテーマパークの株の
  • 00:02:43
    株価も下がってしまう
  • 00:02:45
    でしょうそこでもしそのような場合に自分
  • 00:02:48
    が大好きなテーマパークの株だけではなく
  • 00:02:50
    てえ薬品の会社製薬会社の株も買ってい
  • 00:02:54
    たらどうでしょうかそうすればもしかする
  • 00:02:57
    とそういったえ感染症が広がった時に
  • 00:03:00
    テーマパークのお客様は減ってしまって
  • 00:03:02
    売上が落ちてしまうかもしれませんが
  • 00:03:04
    製薬会社の株価はむしろ上がってその
  • 00:03:08
    製薬会社の価値が期待されるそうなれば皆
  • 00:03:11
    さんの資金も片方は大きく損が出る可能性
  • 00:03:14
    がありますがもう一方で損失を
  • 00:03:16
    埋め合わせることができるこのように1つ
  • 00:03:19
    あるいは限られた企業やえ投資対象だけに
  • 00:03:22
    絞るのではなく複数の資産に対して分散し
  • 00:03:25
    ていくことがよりリスクをえ減らして安定
  • 00:03:28
    的に資産運用していく上で大切ですよと
  • 00:03:31
    いうことですまこれが分散投資という考え
  • 00:03:33
    方ですねこの分散投資の考え方をさらに
  • 00:03:38
    発展させたのが現代ポートフォリオ理論と
  • 00:03:41
    呼ばれる考え方ですこれは何かと言います
  • 00:03:44
    とリスクを抑えながら一定のリターンを
  • 00:03:47
    得るためにえ市場ポートフォリオと呼ば
  • 00:03:50
    れるこれは究極の分散投資を行った資産と
  • 00:03:53
    それからえ債権のような無リスク資産と
  • 00:03:56
    呼ばれるものを組み合わせて保有しておく
  • 00:03:58
    ことが最適であるという考え方ですこの
  • 00:04:02
    市場ポートフォリオというのが市場で購入
  • 00:04:05
    できる銘柄を全て時価総額比率で保有した
  • 00:04:09
    ものということになりますまこれが究極的
  • 00:04:12
    な理論的には最適な分散投資なんですがま
  • 00:04:15
    なかなか全ての株を買うっていうことは
  • 00:04:17
    難しいですねそこで実際にはトピックス
  • 00:04:21
    連動型投資信託topiixというのが
  • 00:04:24
    ありますがえこの当初株価指数に連動して
  • 00:04:27
    動くようなえ投資信託を保有すすることが
  • 00:04:30
    市場ポートフォリオを保有するのと同じ
  • 00:04:32
    ような効果があるという風に言われてい
  • 00:04:34
    ますトピックスといえば2戦車以上の会社
  • 00:04:38
    が含まれています皆さんが2000車以上
  • 00:04:41
    の会社に分散投資をするということは
  • 00:04:43
    なかなか現実的には難しいのですがこう
  • 00:04:46
    いったトピックスなどのインデックスに
  • 00:04:48
    連動する投資信託を保有することによって
  • 00:04:51
    えその1銘柄を保有するだけで分散投資が
  • 00:04:54
    実現できるようなそういったものがあるん
  • 00:04:56
    ですねそういった投資信託とまえ無理スク
  • 00:04:59
    資産つまり債権などを保有することがえ
  • 00:05:02
    安全な投資のスタイルであるという風に
  • 00:05:04
    理論的に言われてるわけですただこの現代
  • 00:05:08
    ポートフォリオ理論確かに安全で資産形成
  • 00:05:11
    にいい方法だなという風に思えるんですが
  • 00:05:14
    実は分散投資で対処できるリスクとでき
  • 00:05:17
    ないリスクというのが実はあり
  • 00:05:20
    ます資産運用していく上でのリスクは
  • 00:05:23
    大きく分けて2つあります1つが個別
  • 00:05:26
    リスクそしてもう1つが市場リスクと呼言
  • 00:05:29
    れるものですそのうち個別リスクというの
  • 00:05:33
    が分散投資で対処できるリスクになります
  • 00:05:36
    個別リスクというのはどういうことかと言
  • 00:05:38
    と個別の会社の事情に応じたその資産の
  • 00:05:42
    価格変動に伴うリスクのことですですから
  • 00:05:45
    先ほどのテーマパークの例で言えばテーマ
  • 00:05:48
    パークのお客さんが増えれば株価が上がる
  • 00:05:50
    お客さんが減れば株価が下がるこういった
  • 00:05:53
    個別の会社の事情それによる変動であれば
  • 00:05:56
    分散投資によって対処ができるということ
  • 00:05:59
    なんですが分散投資で対処できない市場
  • 00:06:02
    リスクというものも存在しますこれは何か
  • 00:06:05
    と言うとえ個別の会社の理由ではなくて
  • 00:06:09
    市場全体が大きく下落してしまうそういっ
  • 00:06:12
    た場合のリスクです少し前の話になります
  • 00:06:15
    が例えばリーマンショックという言葉を皆
  • 00:06:17
    さん聞いたことありますでしょうかこの
  • 00:06:20
    リーマンショックの時にはもう世界中のえ
  • 00:06:23
    市場のえあらゆる資産価格が下がって
  • 00:06:25
    しまうということが起きましたこのような
  • 00:06:28
    場合には世界分散投資をしていてもまその
  • 00:06:31
    意味がないま言ってみれば分散した卵のか
  • 00:06:35
    全てが一気に落ちてこぼれてしまうそう
  • 00:06:38
    いったことが起きるわけですそのような
  • 00:06:41
    場合には分散投資では対処できませんそこ
  • 00:06:44
    でどうすればいいのかそれがこれからご
  • 00:06:46
    説明していくデリバティブです
  • 00:06:48
    デリバティブというのを活用していくこと
  • 00:06:50
    によって市場リスクにも対処していくこと
  • 00:06:53
    ができるようになり
  • 00:06:55
    ますではここからデリバティブについてお
  • 00:06:58
    話ししていきましょう
  • 00:07:01
    デリバティブとは何でしょうかそれは株式
  • 00:07:05
    や債権預貯金外国買替などの金融商品の
  • 00:07:09
    リスクを低下させたりあるいは高い収益性
  • 00:07:13
    を追求する手法として考案されたものと
  • 00:07:16
    いう風に言われておりますま簡単に言って
  • 00:07:19
    しまうと株だったり債権だったり預貯金
  • 00:07:21
    だったりまそういったものに分散投資をし
  • 00:07:23
    ていくわけですがそこのえリスクをですね
  • 00:07:26
    さらにえ軽減していくあるいはデリバティ
  • 00:07:29
    というものを組み合わせることによって
  • 00:07:31
    リスクを軽減したりさらに高い収益を追求
  • 00:07:34
    していくそういったま資産運用に
  • 00:07:36
    組み合わせていくとまより便利であると
  • 00:07:39
    いうそういった金融商品のことを
  • 00:07:41
    デリバティブというと思っていただければ
  • 00:07:43
    と思いますこのデリバティブにはま
  • 00:07:46
    デリバティブと一言で言いましても大きく
  • 00:07:48
    中身が2つに分かれていますそれは先物と
  • 00:07:52
    オプションの2つです先物というのは将来
  • 00:07:56
    の売買を事前に約束する取引と言われてい
  • 00:08:00
    ますそしてオプションの方は将来に売買
  • 00:08:04
    する権利を事前に売買する取引ですこの
  • 00:08:08
    動画パート1ではまず先物取引についてご
  • 00:08:11
    説明していき
  • 00:08:13
    ましょうでは先物取引について
  • 00:08:16
    です先物取引とは特定の商品をあらかじめ
  • 00:08:21
    定められた記述に取引時点の薬上価格で
  • 00:08:25
    取引する契約のこととありますまこれを
  • 00:08:28
    読んでも皆さんちょっとピンとこないかも
  • 00:08:30
    しれませんねそこでもう少し身近な例でお
  • 00:08:34
    話をしていき
  • 00:08:36
    ましょう最近オレンジジュースの値段が
  • 00:08:38
    上がっているなんていう話を聞いた方も
  • 00:08:41
    多いかもしれませんやはり農産物の値段と
  • 00:08:44
    いうのは収穫の出不によって価格が変動し
  • 00:08:47
    てしまうので我々消費者が買うものもです
  • 00:08:50
    ね価格動いているんですねそこでえ
  • 00:08:53
    オレンジを仕入れているあるA社の話から
  • 00:08:55
    えしていきたいと思いますA社では
  • 00:08:58
    オレンジを仕入れ美味しいジュースを販売
  • 00:09:00
    していますでこのジュースの原料となる
  • 00:09:03
    オレンジは海外から輸入していますそこで
  • 00:09:06
    海外の産地の天候不順が起こるとオレンジ
  • 00:09:09
    の生産量自体が減ってしまうのでオレンジ
  • 00:09:12
    の値段があって仕入れ価格が高騰して
  • 00:09:15
    しまうとそうなるとま売っているジュース
  • 00:09:17
    の値段は一定なので収益も変動してしまっ
  • 00:09:20
    て経営が安定しないという問題を抱えて
  • 00:09:23
    いるとしましょうそこでA社さんはですね
  • 00:09:26
    あることを思いつきました経営を安定化さ
  • 00:09:30
    せたいA社ではえ仕入れ先の農場とこんな
  • 00:09:33
    約束をするということを考えたんです今日
  • 00:09:36
    今のうちにあらかじめ契約をしておきます
  • 00:09:40
    そして今の値段で半年後オレンジを
  • 00:09:43
    仕入れるという約束を取引先の農場として
  • 00:09:47
    おこうということですつまり今から半年先
  • 00:09:50
    に市場でオレンジの値段が仮にどんな風に
  • 00:09:53
    変化していたとしても今買える値段と同じ
  • 00:09:57
    値段でえ買う約束をという話です今例えば
  • 00:10:02
    ここでオレンジが1kgあたり
  • 00:10:04
    50000円で買うことができたとし
  • 00:10:06
    ましょうそこでA社さんはま1kgあたり
  • 00:10:09
    50000円という値段で100km分
  • 00:10:11
    半年後に必ず買えますよとこういう約束を
  • 00:10:14
    しましょうということを決めたわけです
  • 00:10:17
    こうしておけばオレンジの価格が値上がり
  • 00:10:19
    しても安心です
  • 00:10:21
    ねそして実際半年後オレンジが不作でなん
  • 00:10:25
    と1kg800円に値上がりしていたとし
  • 00:10:27
    ましょうその場場合でもA社はえ農家の方
  • 00:10:31
    とお約束しているわけですから1kg
  • 00:10:33
    あたり500円で購入できるこうすること
  • 00:10:36
    によって安心して経営ができるようになり
  • 00:10:38
    ました一方農場の方もですねこの約束に
  • 00:10:42
    よって安心を得ることができますというの
  • 00:10:45
    もま今回不作で800円に値上がりした
  • 00:10:48
    わけですが場合によっては今度オレンジが
  • 00:10:51
    たくさん取れてしまう方策だった場合には
  • 00:10:53
    逆にオレンジの値段というのが大きく
  • 00:10:55
    下がってしまう可能性がありますそんな
  • 00:10:58
    場合でもA社と農場の間では1kmあたり
  • 00:11:02
    50000円でえ100km分取引し
  • 00:11:04
    ましょうと約束をしているわけですから
  • 00:11:06
    安心して生産することができますこのよう
  • 00:11:10
    に将来の取引の値段を今の時点で今の価格
  • 00:11:14
    で取引しましょうという約束をしておく
  • 00:11:17
    これが先物取引の基本的なアイデア
  • 00:11:21
    ですさてなぜ先物取引をしたかったかと
  • 00:11:24
    いうことを考えてみますとま将来今だっ
  • 00:11:27
    たら500円で買えるレンジが将来
  • 00:11:30
    800円になっていたらなんだか
  • 00:11:32
    30000円分損した気になるからですね
  • 00:11:36
    つまり気になっているのは実はオレンジ
  • 00:11:38
    そのものというよりは30000円分の
  • 00:11:40
    差額が実際には経営者は気にしていると
  • 00:11:43
    いうことになりますですからま300円を
  • 00:11:46
    埋め合わせる方法があればいいということ
  • 00:11:49
    になってくるわけですそこで1つ発想の
  • 00:11:52
    転換をしてみてください結局のところ
  • 00:11:55
    オレンジが買いたいのではなくて差額の仮
  • 00:11:58
    に値上がりしてしまったとしたらその
  • 00:12:00
    30000円を埋め合わせる方法があれば
  • 00:12:02
    いいんではないかということです例えば今
  • 00:12:05
    私がえ50000円でえオレンジを買い
  • 00:12:08
    たいと将来オレンジが必要なんで今のうち
  • 00:12:11
    にオレンジを買っておくという約束を考え
  • 00:12:13
    たとしましょうで農場にオレンジの箱が
  • 00:12:16
    あるとしますねでその1箱私は1kg
  • 00:12:19
    あたり50000円で買いますよと買った
  • 00:12:21
    ことにするという約束を今のうちにして
  • 00:12:24
    おきますそして半年後にオレンジの値段が
  • 00:12:27
    800円になっていたとしたら私はその
  • 00:12:31
    オレンジの箱を50000円で買ったこと
  • 00:12:33
    にしてあるので50000円で買ったこと
  • 00:12:35
    になっているその箱をま市場の人は
  • 00:12:37
    800円で買ってくれるわけだから
  • 00:12:39
    800円で売ってくださいという風に言う
  • 00:12:42
    わけですそうすれば差額の300円を得る
  • 00:12:45
    ことができますねこの間私はオレンジを見
  • 00:12:48
    てもいないし食べてもいないしオレンジ
  • 00:12:50
    ジュースを飲んでもいないなんですけれど
  • 00:12:53
    も500円で買ったことにして800円で
  • 00:12:55
    売ったことにするそれによって差額の
  • 00:12:58
    300円を得ることができましたこ
  • 00:13:00
    れってすごいことだと思いませんか最初に
  • 00:13:03
    50000円払っていないんですでも価格
  • 00:13:06
    が変化したオレンジの値段が変化したその
  • 00:13:09
    差額分の損益だけを受け取りましょう
  • 00:13:11
    やり取りしましょうという考え方ですこの
  • 00:13:14
    差額だけをやり取りするという考え方が実
  • 00:13:18
    は先物取引のブレイクする素晴らしい画期
  • 00:13:21
    的なポイントだったということですこの
  • 00:13:24
    ように最初にえ元手となる資金を使わなく
  • 00:13:27
    ても差額だけを決済するすればいいという
  • 00:13:30
    考え方これを細金決済と言いますつまり
  • 00:13:34
    変化した金額差額ですね先だけを決済し
  • 00:13:38
    ましょうこれが近代的な先物取引のえ
  • 00:13:42
    仕組みですただこれ素晴らしいアイデアな
  • 00:13:45
    んですが1つだけ問題点があるんです何が
  • 00:13:49
    問題か皆さんお分かりでしょうか私が
  • 00:13:52
    例えば500円で1箱買いますよと買った
  • 00:13:54
    ことにしますと言いましたところが半年後
  • 00:13:58
    オレンの値段が上がると思っていたのに
  • 00:14:01
    予想に反して下がってしまった1箱
  • 00:14:04
    30000円になってしまったとし
  • 00:14:05
    ましょうすると私は200円分損をします
  • 00:14:09
    200円だったらいいんですが100箱
  • 00:14:12
    200箱たくさんの箱を買う約束をしてい
  • 00:14:14
    たら損出の金額は大きくなってしまいます
  • 00:14:17
    ねそこでもしも私がそんなお金ない損が
  • 00:14:20
    払えないと言ったらどうなるでしょうか
  • 00:14:23
    約束を破ってしまうことがあったら困り
  • 00:14:26
    ます本来お金を受け取れるはずの人が
  • 00:14:28
    受け取れないなってしまうそういった問題
  • 00:14:31
    を防がなくてはいけませんそこで何をする
  • 00:14:35
    かというと最初に約束をする時点でいざと
  • 00:14:39
    なった時にちゃんとお金が払えますよと
  • 00:14:41
    いう証拠を見せてから取引をするという
  • 00:14:44
    仕組みを考えたわけですつまり最初に取引
  • 00:14:48
    約束に参加するには自分がいざという時に
  • 00:14:52
    お金を払えるという証拠を見せますその分
  • 00:14:55
    となる担保のお金を第3者に預けておき
  • 00:14:58
    ますそうすれば何かがあった時にお金を
  • 00:15:01
    そこから払えばいいのでえお金を払う側も
  • 00:15:04
    受け取る側も心配がなくなりますこのよう
  • 00:15:07
    に最初にいく爆かの担保を預けておく制度
  • 00:15:10
    これを証拠金制度と言います預けるお金の
  • 00:15:14
    ことを証拠金というわけですこの証拠金を
  • 00:15:17
    預けておくことによって約束に参加する
  • 00:15:20
    ことができるそして約束に参加した後は
  • 00:15:24
    動いた金額ですねいくらからいくらに変化
  • 00:15:27
    したかその差額だけをやり取りしましょう
  • 00:15:29
    という先決済の仕組みを行うこれが現代の
  • 00:15:32
    先物取引の仕組み
  • 00:15:35
    ですではここまでの話をまとめておき
  • 00:15:38
    ましょう先物取引とは将来の取引価格を
  • 00:15:42
    取引時点のえ値段で決めておく将来今の
  • 00:15:46
    値段で取引しましょうという約束のこと
  • 00:15:48
    でしたこの約束に参加するには証拠金と
  • 00:15:53
    呼ばれる担保をえ支払う必要があります
  • 00:15:56
    実際にえ売買代金全額を支払う必要はなく
  • 00:15:59
    えその売買代金のごく一部である担保を
  • 00:16:03
    預けるだけで取引ができるというところが
  • 00:16:05
    大きな特徴ですまたもう1つの大きな特徴
  • 00:16:09
    は買値と売り値の差額分だけを受け渡す先
  • 00:16:12
    決済の仕組みまこの3点が先物取引の
  • 00:16:16
    ポイントだと押えていただければと思い
  • 00:16:19
    ますさてここまでオレンジの取引の例でご
  • 00:16:22
    説明してきましたのでえこの先物取引と
  • 00:16:25
    いうのは大変最近できた新しい仕組みなの
  • 00:16:27
    ではないかなと皆ささん思ってらっしゃる
  • 00:16:29
    かもしれませんですが実はこの取引という
  • 00:16:33
    のは歴史が深くなんと日本の江戸時代に
  • 00:16:35
    遡ります今の私たちもインフレで食べ物
  • 00:16:40
    値段が上がるのを心配しているまそんな
  • 00:16:42
    生活をしているわけですが江戸時代の人
  • 00:16:44
    たちもやはりお米を食べて生活していまし
  • 00:16:46
    たお米の値段というのも天候によってえ
  • 00:16:50
    不作だったり方策だったり値段が変動して
  • 00:16:52
    しまうものですまそうなってしまうとま米
  • 00:16:55
    の値段が上がったり下がったりするこれは
  • 00:16:58
    困ったことだと考えたお米の商人たちが
  • 00:17:01
    ですね米の値段をえ早い段階で将来いくら
  • 00:17:04
    で取引するというのを前もって決めて
  • 00:17:07
    おければ安心だということで実は考えられ
  • 00:17:10
    たその仕組みが先物取引のスタートだった
  • 00:17:13
    と言われていますその当時はこれを調合
  • 00:17:16
    取引という風に呼んでいたんですがこの
  • 00:17:18
    取引は日本の大阪の同島でえ最初に取引が
  • 00:17:22
    されていたと言われていますまこのように
  • 00:17:25
    え証拠金制度であったりえ先物を使って先
  • 00:17:28
    取引をするまそんな近代的な先物取引が
  • 00:17:32
    できたのがまさにこの日本の江戸時代え
  • 00:17:34
    大阪で行われていたということでその当時
  • 00:17:37
    日本はデリバティブの先進国だったんです
  • 00:17:40
    ねその時にできた仕組みが今にまで繋がっ
  • 00:17:44
    ていろんなえ資産のリスクをヘジするえ
  • 00:17:47
    リスクが価格が変動しても対処できると
  • 00:17:50
    いうようになってきましたそこで今現代で
  • 00:17:54
    もいろんなものの値段が変動するという
  • 00:17:56
    ことがえ企業の経営だったり私たちの生活
  • 00:17:59
    に関わってきているのでそこで先物などが
  • 00:18:01
    大活躍しているということです最近ではま
  • 00:18:05
    世界の情勢不安で原油の価格が上がったり
  • 00:18:08
    あるいはいろんな金融政策によって買替の
  • 00:18:10
    レートが大きく変動したりということに
  • 00:18:12
    よってま企業も個人もまいろんなことに
  • 00:18:15
    振り回されてしまうわけですがそうなら
  • 00:18:18
    ないために将来の価格をあらかじめ決めて
  • 00:18:21
    おく先物取引を活用しているんですまた
  • 00:18:24
    この後パート2以降でお話しする
  • 00:18:26
    オプション取引というのもまた役に立って
  • 00:18:29
    います例えば輸出企業が為替予約為替の
  • 00:18:32
    将来の値段を現時点で決めておく取引でえ
  • 00:18:36
    収益を安定化させたりあるいは個人ではえ
  • 00:18:40
    これから物の値段がどんどん上がっていく
  • 00:18:42
    そこでインフレ対策のために今の時点で金
  • 00:18:45
    の値段を決めておく金の先物取引をしたり
  • 00:18:48
    そういったことを使ってえリスク管理を
  • 00:18:50
    行っていますこのようにま昔から続く先物
  • 00:18:54
    取引デリバティブ取引というのが今の
  • 00:18:56
    私たちの生活にも大変着していて欠かせ
  • 00:18:59
    ないものだということなん
  • 00:19:01
    ですではえここからもう少し具体的な先物
  • 00:19:05
    取引の例もご説明してみましょう実際には
  • 00:19:09
    先物取引というのはオレンジだったり米
  • 00:19:11
    だけではなくって株式市場でも行われてい
  • 00:19:14
    ます例えば今日経平均の値段が4万円だっ
  • 00:19:18
    たとしてみましょうさて明日え日経平均が
  • 00:19:22
    え4万円よりも上がるか下がるかまどちら
  • 00:19:25
    か分からないんですが仮に上がると思っ
  • 00:19:28
    たら上がる方にかける下がると思うんだっ
  • 00:19:31
    たら下がる方にかけるっていうそんな
  • 00:19:32
    上がるか下がるかを考えるクイズを考えて
  • 00:19:35
    みましょうそしてもしも予想が当たったら
  • 00:19:38
    当たった分の10倍をもらえるよそんな
  • 00:19:41
    ゲームを考えてみましょうか例えば今
  • 00:19:44
    4万円で明日上がるんではないかと考えた
  • 00:19:47
    としましょうで実際に明日日経平均が
  • 00:19:50
    4万1になったとしましょうすると4万円
  • 00:19:54
    から1000円値上がりしたので
  • 00:19:56
    1000円分皆さんの予想が当たったこと
  • 00:19:58
    になりますその1000円の10倍です
  • 00:20:01
    から1万円ですね1万円もらえるよとこの
  • 00:20:05
    取引はどうでしょうか逆に外れたら
  • 00:20:08
    1000円外れちゃったら1000円の
  • 00:20:09
    10倍1万円払っていただきますという
  • 00:20:11
    そういう取引ですま予想が当たれば利益が
  • 00:20:15
    もらえて予想が外れればえお金を支払う
  • 00:20:18
    これフェアな取引ですね実はこのような
  • 00:20:21
    取引が実際に市場で行われています日経
  • 00:20:25
    平均が動いたら動いた分の10倍のお金を
  • 00:20:28
    やり取りしましょうこのような取引を日経
  • 00:20:31
    225マイクロと呼びますま10倍じゃ
  • 00:20:35
    少ないなという方は実はこれを100倍し
  • 00:20:37
    た金額を取引しましょうという取引もあり
  • 00:20:40
    ます日経平均の100倍ですから大体
  • 00:20:43
    4万円の100倍つまり400万円相当の
  • 00:20:46
    もの売ったり買ったりするような取引これ
  • 00:20:49
    を日経225miniという風に呼びます
  • 00:20:53
    そしてさらにえ売というのもあるんですね
  • 00:20:56
    まマイクロminiと来たら今度はラージ
  • 00:20:58
    と言うんですが日経平均のえ動いた金額の
  • 00:21:01
    1000倍のお金をやり取りしましょうま
  • 00:21:04
    実際には4000万円相当のものを取引し
  • 00:21:06
    ているこんな取引のことを日経225の
  • 00:21:09
    ラージあるいは日経平均先物取引という
  • 00:21:12
    ように呼んでいますまこういった大きな
  • 00:21:15
    金額になってくるとプロのえ期間投資家の
  • 00:21:18
    人たちが中心になって取引をしていますで
  • 00:21:21
    この先物取引もやはり先ほどお話しした
  • 00:21:24
    ように証拠金と呼ばれる一部の担保を
  • 00:21:27
    預けるだけでと取引をすることができます
  • 00:21:30
    例えば今現在マイクロ1枚程度の取引で
  • 00:21:34
    あればおよそ2万円ぐらいの証拠金で取引
  • 00:21:36
    することができますつまり40万円相当の
  • 00:21:40
    ものを2万円の担保だけで売ったり買っ
  • 00:21:43
    たりすることができる大体20倍ぐらいの
  • 00:21:46
    金額の取引が可能になりますこのように
  • 00:21:49
    少ない元手で大きな金額を動かせることを
  • 00:21:53
    レバレッジが効いているというように言い
  • 00:21:55
    ますまテコの原理ということですねまこの
  • 00:22:03
    レバレージメディカルケア
  • 00:22:11
    が設定されているんですまその期限が来
  • 00:22:15
    たら一旦買っている人も売っている人もえ
  • 00:22:17
    手じまいして買っているものを売り
  • 00:22:19
    ましょう売っているものを買い戻し
  • 00:22:21
    ましょうという日がやってきますこれを
  • 00:22:23
    マキビという風に呼びますあるいはsqb
  • 00:22:26
    などというように言っていますまこのよう
  • 00:22:29
    なルールで実際に市場で多くの人が日経
  • 00:22:32
    平均の先物を売買してい
  • 00:22:34
    ますまたもう1つの身近な例で言いますと
  • 00:22:38
    FX取引というのも学生の皆さんも聞いた
  • 00:22:41
    ことがあるかもしれませんこれは為替証拠
  • 00:22:43
    金取引といって為替の先物取引ですね
  • 00:22:48
    例えば半年後に海外に旅行に行こうと思っ
  • 00:22:51
    ているで旅費が2000ドルもかかると
  • 00:22:53
    2000ドルかかるとしましょうまその
  • 00:22:56
    時点では今1ドル155だとすると旅費は
  • 00:22:59
    31万円用意すればいいはずですところが
  • 00:23:03
    半年後にもし1ドル180円になってい
  • 00:23:05
    たらどうでしょうかその時に2000ドル
  • 00:23:08
    のお金がかかるということは円換算します
  • 00:23:11
    と36万円必要になりますまそうなると
  • 00:23:14
    31万円で良かったのになんだか旅費が
  • 00:23:17
    高くなってしまったなという風に思われる
  • 00:23:19
    でしょうそこでその心配を今のうちに解消
  • 00:23:23
    していくためにえ1ドル155000の
  • 00:23:26
    段階でえ先物ですねFを使って
  • 00:23:29
    2000ドル分買っておいたらどう
  • 00:23:31
    でしょうかそうすればこの後どれだけ円安
  • 00:23:34
    になったとしてもえ円建ての値段が
  • 00:23:37
    どんどん増えていったとしてもドルの先物
  • 00:23:39
    の契約をしておけば1ドル155000で
  • 00:23:42
    2000ドルすでに買っていることと同じ
  • 00:23:44
    ですからえどれだけ円安になっても安心し
  • 00:23:47
    て旅行に行くことができますこのように
  • 00:23:49
    資産価格が変動することに対して
  • 00:23:52
    あらかじめ対処してやくこのような取引の
  • 00:23:55
    ことが返事取引というように呼ばれている
  • 00:23:57
    わけですま今日はここまでデリバティブの
  • 00:24:00
    中でも先物取引について詳しくごご説明し
  • 00:24:03
    てきましたこの先物取引を知っているだけ
  • 00:24:06
    でもこれからの皆さんの資産形成がぐっ
  • 00:24:09
    安全にリスコをへ抑えられるようになると
  • 00:24:11
    思います引き続きパート2もご覧
  • 00:24:15
    [音楽]
  • 00:24:27
    くださいは
  • 00:24:35
    [音楽]
Tags
  • デリバティブ
  • 先物取引
  • 資産形成
  • リスク管理
  • 分散投資
  • 現代ポートフォリオ理論
  • 証拠金制度
  • マーケットリスク
  • 金融商品
  • 投資