解鎖:「大きな」和「大きい」到底有什麼差別?【台灣學生常搞錯的日語】【#163】

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https://www.youtube.com/watch?v=PHEksDGVtHw

الملخص

TLDRこの動画では、日本のHaruが「大きい◯◯」と「大きな◯◯」の違いについて解説しています。日本語中級以上の方を対象に、それぞれの品詞の理解を深め、適切な使い方を学ぶことができます。「大きい」はい形容詞であり、「大きな」は連体詞であるため、文脈に応じた選択が必要です。また、話し言葉と書き言葉で使用の傾向が異なることにも触れ、主観的な感情を表す場合には「大きな」や同様の表現が適していることが示されています。

الوجبات الجاهزة

  • 📏 大きいは「い形容詞」、大きなは「連体詞」
  • 🤔大きいの方が使われる場面もある
  • 📊 話し言葉では「大きい」が多い
  • 📝 書き言葉では「大きな」が好まれる
  • 🎭 主観的な状況には「大きな」を使う
  • ⬆️ 「な」を使うと親しみや温かみが出る
  • 🌈 類似の言葉も同様の使い分けがある
  • 🔍 形式名詞には「大きい」を使うことが一般的
  • 💬 例えば「大きい声」と「小さい声」
  • 🎤 歌詞や詩では「大きな」や「小さな」がよく使われる

الجدول الزمني

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    動画は、日本語の「大きい」と「大きな」の違いについて解説しています。「大きい」は「い形容詞」、つまり形容詞の一種で、名詞に直接続くことができます。一方「大きな」は「連体詞」として機能し、名詞の前に置かれ、主に文語やフォーマルな場面で好まれる表現であることが説明されています。また、中級以上の日本語学習者向けの内容で、多くの日本人はこの二つの使い分けを無意識に行っていることが強調されます。

  • 00:05:00 - 00:10:00

    次に、「大きい」と「大きな」の使用傾向についての具体例が挙げられ、検索結果の数から示されるように「大きな」の方がより一般的に使用される傾向があることが説明されます。また、料理番組の例を通じて、客観的なサイズの違いがある場合には「大きい」の使用が一般的であることが示されています。特に、感情や主観が入る場合は「大きな」の方が用いられがちであることも触れられています。

  • 00:10:00 - 00:19:12

    動画の後半では「小さな」や「柔らかな」といった場合についても同様の使い分けが説明され、特に形式名詞の前では「大きい」「小さい」を使用する傾向について述べられます。また、話し言葉と書き言葉の違いにより、「大きい」と「大きな」の使い方が異なることや、特定の文脈で親しみが湧く表現が好まれるという点も解説されています。たとえば、歌詞や詩の表現では「大きな」や「小さな」が多用される傾向があることが紹介されています。

الخريطة الذهنية

فيديو أسئلة وأجوبة

  • 「大きい」と「大きな」の違いは何ですか?

    「大きい」はい形容詞で、「大きな」は連体詞です。

  • どちらを使っても問題ないケースはありますか?

    ある状況ではどちらを使っても意味が通じる場合もありますが、通常の使い分けが推奨されます。

  • 話し言葉と書き言葉での使い方はどのように異なりますか?

    話し言葉では「大きい」をよく使い、書き言葉では「大きな」が好まれます。

  • 類似のケースとして他にどんな言葉がありますか?

    「小さな」、「柔らかな」、「あたたかな」なども同様の傾向があります。

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الترجمات
ja
التمرير التلقائي:
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    日本語カフェへようこそ!
  • 00:00:02
    台湾で日本語を教えている日本人のHaruです。
  • 00:00:06
    今日は視聴者の皆さんに時々質問される、
  • 00:00:11
    「大きい◯◯」と「大きな◯◯」の違いについて
  • 00:00:15
    一緒に考えます。
  • 00:00:18
    あなたはこの2つは同じだと思いますか。
  • 00:00:22
    それとも違うと思いますか。
  • 00:00:24
    今日の内容はどちらかというと
  • 00:00:27
    日本語レベルが中級以上の方向けです。
  • 00:00:30
    おそらく多くの日本人は
  • 00:00:34
    「この2つはほとんど同じですよ」と答える
  • 00:00:37
    と思います。
  • 00:00:39
    でも実際には場合によって、無意識のうちに
  • 00:00:44
    この2つを使い分けていることも結構あるんです。
  • 00:00:49
    この動画を見れば
  • 00:00:50
    どういう時にどちらを使った方がいいのかの
  • 00:00:54
    傾向が分かるようになりますよ。
  • 00:00:57
    後半部分では似たようなケースとして
  • 00:01:01
    「小さな」、「柔らかな」、「あたたかな」
  • 00:01:06
    などについても触れますので
  • 00:01:08
    ぜひ最後までご覧ください。
  • 00:01:11
    まずこの「大きい」と「大きな」の品詞は
  • 00:01:17
    それぞれ何でしょうか。
  • 00:01:19
    実はこの2つは全然違う品詞なんです。
  • 00:01:24
    この「大きい」は日本語教育で言う、
  • 00:01:28
    いわゆる「い形容詞」だとわかると思います。
  • 00:01:33
    皆さんもご存知の通り、い形容詞の後ろに
  • 00:01:38
    名詞を続ける場合は、
  • 00:01:40
    例えば、「大きいマンゴー」のように
  • 00:01:44
    直接続けます。
  • 00:01:46
    「大きいのマンゴー」とか、「大きいなマンゴー」
  • 00:01:52
    は間違いですね。
  • 00:01:54
    じゃ、「大きな~」の品詞は何でしょうか?
  • 00:02:00
    「大きな」は、「な」がついているので、
  • 00:02:04
    「な形容詞」だと思われがちなんですけど、
  • 00:02:08
    これは実は「な形容詞」ではありません。
  • 00:02:12
    「な形容詞」というのは、一般の日本人は
  • 00:02:15
    「形容動詞」と呼んでいるもので、
  • 00:02:19
    例えば、「静かな+名詞」…「静かな公園」とか、
  • 00:02:25
    こういう「な形容詞」の場合、
  • 00:02:27
    「静かだ」とか「静かだった」とか、
  • 00:02:32
    いろいろな形に活用するものなんですけど、
  • 00:02:37
    「大きな」は「大きだ」とか「大きだった」
  • 00:02:43
    のように変化することはありません。
  • 00:02:46
    ですからこれは形容詞ではなくて
  • 00:02:51
    「連体詞」っていうものなんです。
  • 00:02:54
    連体詞っていう言葉はあまり聞き慣れない
  • 00:02:57
    かもしれないですけど
  • 00:02:59
    これは形容詞のようにいろいろな形に
  • 00:03:03
    変化することはなくて、必ず
  • 00:03:07
    この後ろに名詞がつくと決まっているものです。
  • 00:03:11
    例えばさっき私はこんなふうに言いましたね。
  • 00:03:15
    この「大きい」は日本語教育でいう
  • 00:03:19
    いわゆる「い形容詞」だとわかると思います
  • 00:03:24
    と言いましたけど
  • 00:03:26
    「この」とか「いわゆる」も連体詞なんです。
  • 00:03:31
    後ろに必ず名詞が続きますよね。
  • 00:03:35
    じゃ、どうして「大きい◯◯」っていう場合と
  • 00:03:40
    「大きな◯◯」という場合があるんでしょうか?
  • 00:03:45
    じゃ、まずGoogleで「大きい家」と検索してみると
  • 00:03:52
    94,600件の検索結果が出てきました。
  • 00:03:56
    まあ、それなりによく使う言葉なんだな
  • 00:03:59
    っていう印象ですね。
  • 00:04:01
    では今度は「大きな家」と検索してみると
  • 00:04:07
    なんと588,000もの検索結果が出てきました。
  • 00:04:12
    これは「大きい〜」の約6倍になりますね。
  • 00:04:18
    このことから全体的に「大きい〜」は
  • 00:04:24
    まあ時々使うのに対して
  • 00:04:27
    「大きな〜」は非常によく使うっていうこと
  • 00:04:32
    がわかりますね。
  • 00:04:34
    ということは、もし「大きい」を使ったらいいか
  • 00:04:39
    「大きな」を使ったらいいかで迷った場合は、
  • 00:04:42
    とりあえず「大きな」を使っておけば、多分
  • 00:04:47
    間違いないということができるかもしれません。
  • 00:04:50
    では、問題です。
  • 00:04:53
    あなたは今料理番組を見ています。
  • 00:04:57
    アシスタントが料理の先生にこんな質問
  • 00:05:00
    をしています。
  • 00:05:02
    先生、「大き〜」鍋を使いますか。
  • 00:05:06
    それとも「小さ〜」鍋を使いますか。
  • 00:05:11
    あなたなら何と言いますか。
  • 00:05:14
    もちろん、さっき「大きい」より「大きな」の方が
  • 00:05:20
    よく使うと説明したので
  • 00:05:23
    「大きな」だと思った人も多いと思いますし、
  • 00:05:27
    実際それでも間違いではないんですけど
  • 00:05:31
    こういう場合は
  • 00:05:33
    「大きい鍋」と「小さい鍋」を使う人がかなり
  • 00:05:39
    いると思います。
  • 00:05:41
    なぜでしょうか?
  • 00:05:42
    それはこの2つの鍋のうち、
  • 00:05:45
    片方は客観的に見ても明らかに大きいですし、
  • 00:05:51
    もう片方の方が明らかに小さいからですね。
  • 00:05:57
    例えば大きい方は直径30センチで、
  • 00:06:00
    小さい方は18センチかもしれません。
  • 00:06:04
    こんなふうに数値的に明らかに大小が
  • 00:06:08
    分かる場合は、
  • 00:06:09
    「大きい〜」と「小さい〜」を使うことが
  • 00:06:14
    多いんです。
  • 00:06:16
    それに対して
  • 00:06:18
    もしあなたが今まで見たこともないような
  • 00:06:22
    でっかい鍋を見たときは、
  • 00:06:25
    何と言うかもしれませんか。
  • 00:06:27
    わぁー!大き〜鍋ですね!
  • 00:06:32
    この場合は、「大きな鍋ですね」
  • 00:06:36
    ということが多いです。
  • 00:06:38
    もちろん、個人の習慣とか、
  • 00:06:41
    地方によってもばらつきがあるので、
  • 00:06:45
    「大きい鍋ですね」と言っても
  • 00:06:48
    間違いではありません。
  • 00:06:50
    でも今回はこの大きさにびっくりしたわけですから
  • 00:06:55
    より主観的で感情がこもっている場合は
  • 00:07:00
    「大きな」とか「小さな」を
  • 00:07:03
    使うことができるんです。
  • 00:07:05
    では次の問題です。
  • 00:07:08
    今回のデモには政府に大き~責任があると思う。
  • 00:07:15
    これはどうですか。
  • 00:07:16
    これは「大きな責任」が正しいですね。
  • 00:07:21
    さっき「大きい」は客観的で、しかも目に見える
  • 00:07:27
    物理的なことに使うことが多いと言いましたけど
  • 00:07:32
    「責任」っていう言葉はどうですか。
  • 00:07:35
    物理的っていうよりは目に見えない
  • 00:07:39
    抽象的な言葉ですよね。
  • 00:07:42
    このような抽象的な言葉が後ろに続く場合は
  • 00:07:48
    「大きな責任」っていう方が自然なんです。
  • 00:07:52
    じゃ、「責任」っていう言葉以外には
  • 00:07:55
    どんな言葉が思い浮かびますか。
  • 00:07:58
    例えば、大きな問題とか、
  • 00:08:01
    大きな誤解とか、大きな違い、
  • 00:08:07
    大きな成功などの言葉には
  • 00:08:12
    「な」をつけることが多いんです。
  • 00:08:15
    では、こんな場合はどうですか。
  • 00:08:18
    A国とB国の間には大き~壁がある。
  • 00:08:24
    もし、本当に目に見える壁があるなら、
  • 00:08:29
    「大きい壁」でもいいかもしれませんが、
  • 00:08:33
    もし、この壁っていう言葉が
  • 00:08:36
    物理的な壁のことではなくて、
  • 00:08:39
    目に見えない障壁のことだったら
  • 00:08:43
    「大きな」と言ったほうがいいですね。
  • 00:08:46
    他にも、「大きい口」といえば
  • 00:08:50
    本当にサイズが大きい口のことですけど
  • 00:08:54
    「大きな口を叩く」といえば
  • 00:08:57
    「物事を大げさに言う」とか
  • 00:09:01
    「ほらを吹く」っていう意味の
  • 00:09:03
    慣用句になります。
  • 00:09:05
    このような慣用句には、
  • 00:09:07
    「大きな口」のように「な」を使うことが多いです。
  • 00:09:13
    他にも例えば「大きい顔」といえば本当に
  • 00:09:17
    サイズが大きい顔のことかもしれませんけど
  • 00:09:21
    「大きな顔をする」というのは
  • 00:09:24
    悪いことをしているのに平気な態度を取る、
  • 00:09:29
    全然悪びれないっていう意味がありますね。
  • 00:09:32
    また「大きなお世話だ」っていう言葉を
  • 00:09:36
    聞いたことがありますか。
  • 00:09:38
    これは余計なおせっかいのこと、
  • 00:09:41
    ありがた迷惑なことを言いますね。
  • 00:09:45
    ぜひ覚えておいてください。
  • 00:09:47
    では次の状況を考えてみましょう。
  • 00:09:50
    あなたは初めて会った人に
  • 00:09:52
    「お子さんは何歳ですか」と質問しました。
  • 00:09:56
    相手の人はこう答えました。
  • 00:09:59
    大き~ほうは8歳で、小さ~ほうは5歳です。
  • 00:10:06
    これはほとんどの人が
  • 00:10:09
    「大きいほう」と「小さいほう」を使うと
  • 00:10:13
    思います。
  • 00:10:15
    どうしてだと思いますか。
  • 00:10:17
    ヒントは後ろに続く名詞の種類です。
  • 00:10:22
    この「ほう」っていう名詞は
  • 00:10:25
    形式名詞と呼ばれています。
  • 00:10:27
    つまり、「子供」っていう言葉を使う代わりに
  • 00:10:32
    大きい「ほう」、小さい「ほう」、
  • 00:10:35
    この「ほう」っていう言葉を使っているんですね。
  • 00:10:38
    このような形式名詞は、大体それ自体には
  • 00:10:42
    それほど大きな意味がなくて
  • 00:10:45
    何か他の言葉の代わりに使われるような
  • 00:10:48
    言葉のことです。
  • 00:10:50
    こういう場合は、大きいほうや小さいほうを使って
  • 00:10:55
    大きなほうとか小さなほうは使わない
  • 00:11:00
    と覚えておいてください。
  • 00:11:02
    じゃ、こんな場合はどうですか。
  • 00:11:04
    あなたはデパートへ鍋を買いに行きました。
  • 00:11:08
    店員さんに何と質問しますか。
  • 00:11:11
    すみません、この大き〜のはいくらですか。
  • 00:11:17
    これも「大きいの」ですね。
  • 00:11:21
    この「の」も形式名詞なんです。
  • 00:11:24
    ですから、店員さんはこう答えるかもしれません。
  • 00:11:28
    大きいのは1万円で、小さいのは8,000 円です。
  • 00:11:34
    こんなふうに形式名詞、例えば
  • 00:11:37
    「の、もの、こと、ほう」などの前には、
  • 00:11:43
    「大きい」や「小さい」を使ったほうが自然だ
  • 00:11:47
    っていうことも覚えておいてください。
  • 00:11:50
    これと似ていますけど、時間を表す
  • 00:11:54
    「時」とか「頃」っていう言葉も、
  • 00:11:58
    例えば「小さい時」とか「小さい頃」のように
  • 00:12:04
    言って、この「子供の頃」のことを言い表します。
  • 00:12:08
    逆に「小さな時」とか「小さな頃」っていう言葉
  • 00:12:12
    は個人的には聞いたことがないですね。
  • 00:12:16
    さて、皆さんもそろそろ
  • 00:12:18
    気がついてきたと思います。
  • 00:12:20
    この表では、「大きい~」と「大きな~」を
  • 00:12:24
    取り上げていますけど、
  • 00:12:26
    実はこのことは、「小さい」と「小さな」にも
  • 00:12:30
    ほぼ当てはまります。
  • 00:12:32
    そして、これらの言葉が会話に出てくるか、
  • 00:12:37
    書き言葉に出てくるかによって、
  • 00:12:40
    また傾向が変わってくるんです。
  • 00:12:43
    例えば、話し言葉でこのように言う場合は
  • 00:12:46
    どうでしょうか。
  • 00:12:48
    そんなに小さ~声じゃ聞こえないよ。
  • 00:12:52
    もっと大き~声で歌いなさい。
  • 00:12:57
    もしこれが普通の会話なら、
  • 00:13:00
    一定数の人は
  • 00:13:01
    そんなに「小さい」声じゃ聞こえないよ。
  • 00:13:05
    もっと「大きい」声で歌いなさい。
  • 00:13:08
    こんなふうに「小さい声」、「大きい声」
  • 00:13:12
    のように言うと思います。
  • 00:13:14
    もちろん、「小さな声」とか「大きな声」と言う
  • 00:13:18
    可能性もゼロではないと思いますが、
  • 00:13:22
    まあ、普通の会話の中では、「い」を使うこと
  • 00:13:26
    も結構多いっていうことなんですね。
  • 00:13:29
    ある調査によると、日本人は話し言葉では
  • 00:13:34
    全体の60%の発話で「大きい〇〇」を使っていて
  • 00:13:41
    80%の発話で「小さい〇〇」を使っている
  • 00:13:46
    のに対して
  • 00:13:48
    書き言葉、例えば新聞とか小説などでは
  • 00:13:54
    ほとんどの場面で「大きい」より「大きな」
  • 00:13:59
    の方が多くて
  • 00:14:01
    「小さい」より「小さな」の方が
  • 00:14:05
    圧倒的によく使われるっていうことなんです。
  • 00:14:08
    確かに特に詩とか歌詞の中で「大きな」や
  • 00:14:14
    「小さな」は本当によく見かけますね。
  • 00:14:19
    例えばこの曲はどうですか。
  • 00:14:22
    大きなのっぽの古時計、おじいさんの時計♪
  • 00:14:33
    これも「大きな」ですよね。
  • 00:14:37
    じゃ、この曲は聞いたことがありますか。
  • 00:14:40
    小さな恋の思いは届く、
  • 00:14:45
    小さな島のあなたのもとへ♪
  • 00:14:50
    これも「小さな」ですね。
  • 00:14:54
    こんなふうに「大きい古時計」というよりも、
  • 00:14:58
    「大きな古時計」といった方が
  • 00:15:02
    親しみや温かみが増しますし、
  • 00:15:06
    「小さい恋」というよりも「小さな恋」
  • 00:15:10
    といった方が
  • 00:15:11
    なんか小さくて可愛くて大切な感じ、
  • 00:15:15
    プラスの感情を感じることができます。
  • 00:15:18
    実はこのことは
  • 00:15:20
    「あたたかい」と「あたたかな」の違いにも
  • 00:15:25
    当てはまりますし、
  • 00:15:26
    「柔らかい」と「柔らかな」とか、
  • 00:15:31
    「おかしい」と「おかしな」の違いにも
  • 00:15:35
    当てはまるんです。
  • 00:15:37
    例えば、「あたたかい光」と言っても
  • 00:15:40
    十分、あたたかい感じがしますけど、
  • 00:15:44
    でも、もし「あたたかな光」って言うと
  • 00:15:48
    すごく優しい感じがしますね。
  • 00:15:52
    また、「柔らかい演奏」と聞くと
  • 00:15:55
    十分柔らかい感じがしますけど、
  • 00:15:59
    これを柔らかな演奏と言うと
  • 00:16:02
    もっと優しい感じがしますね。
  • 00:16:06
    これ以外に「い形容詞」と「連体詞」の
  • 00:16:09
    両方ある言葉としては
  • 00:16:12
    「おかしい~」と「おかしな~」がありますけど
  • 00:16:17
    この2つは少し注意が必要です。
  • 00:16:20
    もともと「おかしい」っていう言葉には
  • 00:16:23
    2つの意味がありますが、
  • 00:16:25
    どんな意味か知っていますか。
  • 00:16:28
    一つは「正常じゃない」とか、
  • 00:16:30
    ちょっと「不審だ」っていうマイナスの意味ですね。
  • 00:16:34
    もう一つは「愉快だ」とか、
  • 00:16:36
    「面白くて笑ってしまう」っていう意味ですね。
  • 00:16:41
    じゃ、例えば次の文はどうですか?
  • 00:16:44
    あの人はドラッグをやっていて、
  • 00:16:46
    周りの人に少しおかし〜人だと思われている。
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    これは「おかしい人」でも、「おかしな人」でも、
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    まあどちらでもいいんですけど、
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    どちらを使っても正常じゃない、なんか不審だ
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    っていうマイナスの意味になりますね。
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    さっき「な」を使うと親しみが湧くことが
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    多いと言いましたけど、
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    この文脈では「な」を使ってもやっぱりちょっと
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    軽蔑の意味とかマイナスの意味になります。
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    もちろん「おかしい人」の方がもっとその意味が
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    強まると思います。
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    では、次の部分はどうですか。
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    これはアンパンマンと
  • 00:17:33
    おかし~仲間たちの物語です。
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    これは「おかしな仲間たち」ですね。
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    これはただ面白くて楽しい友達っていう
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    意味なので、
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    親しみを込めて「おかしな仲間たち」と言う
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    ことができます
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    じゃ、最後にこんな例文も考えてみましょう。
  • 00:17:56
    サイズが大き~服、
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    耳の小さ~犬。
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    これらも「い」でも「な」でも
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    間違いではありませんが
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    傾向としては「い」のほうがよく使われるんです。
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    「サイズが大きい服」とか「耳の小さい犬」の方
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    がよく使われるということですね。
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    つまり、「大きい」とか「小さい」っていう言葉
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    の前に、「サイズが」とか「耳の」など、
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    ちょうどこの「大きい」「小さい」に対して
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    主語のような言葉が前についているときには
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    「い」になることが多いっていうことも
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    覚えておいて損はないと思います。
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    ただこれも個人の習慣とか地域によって
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    変わってくるかもしれません。
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    はい、わかりましたか。
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    これ以外にも日本語の教科書には載っていない
  • 00:18:58
    微妙な、でも大切な違いについて
  • 00:19:02
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